投稿日時: 07/12
瀬田
2024年はいわさきちひろ(1918年12月15日~1974年8月8日)没後50周年にあたります。子供の水彩画に代表される日本の画家いわさきちひろ。モデルが無くても赤ちゃんを月齢ごとに描きわけることができたと言われており、子供の絵をかいたら右に出る者はいないと称されています。青春時代に戦争を体験したちひろは、子供や花という命の輝きを通して平和の大切さを教えてくれているのではないでしょうか。「人生手帳」(文理書院)1972年12月号では「どんどん経済が成長してきたその代償に、人間は心の豊かさをだんだん失ってしまうんじゃないかと思います。それに気が付いていない若者は多いのでしょうけれど、私はそのことに早く気づいて、豊かさについて深く考えてほしいと思います。」とおっしゃっています。半世紀の時を超えて、ちひろの絵が語りかけてくれる本当の豊かさについて考えてみてはいかがでしょうか。
展示期間:2024年8月1日(木)~2024年8月30日(金)
展示場所:本館B1階 展観D(新館側)
主な展示資料
『いわさきちひろ生誕100年/未来に残したい絵本2017』
『続 窓ぎわのトットちゃん』
『ちひろを訪ねる旅』
『花と子どもの画家ちひろ』
『ちひろの昭和』
『ちひろの絵のひみつ』