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【瀬田ミニ展観:4/1~5/31】ハンス=クリスチャン=アンデルセン生誕220周年

投稿日時: 03/24 瀬田

2025年はハンス=クリスチャン=アンデルセン(1805年4月2日~1875年8月4日)生誕220周年にあたります。『人魚姫』『みにくいアヒルの子』『マッチ売りの少女』など誰もが知っている童話を遺しているデンマークの童話作家アンデルセン。アンデルセンの童話が世にでたのは1835年30歳の時でした。当時「童話は子供だましにすぎない」としてあまり評価されませんでした。しかし、子供や貧しい人たちによって愛読されていることを知ってアンデルセンはそれ以降も童話を書き続けるのです。数々の挫折や辛い経験が多かったため貧しさや苦労が童話の中に表現されたと言われています。3冊目の童話集におさめられた『人魚姫』によって童話も素晴らしい文学であるということが認められ、近代童話の確立者としての名声をえることになったのです。現代社会のさまざまな悩みを持つ大人こそ童話から学ぶことが多いと言われている現代、この機会にアンデルセンの作品にふれてみてください。

展示期間:2025年4月1日(火)~2025年5月31日(土)
展示場所:瀬田図書館本館1階展観D(新館への通路脇)

主な展示資料
『人魚姫』
『アンデルセン童話の深層』
『母親』
『アンデルセン』
『グリム兄弟とアンデルセン』
『絵のない絵本』