講習会などのイベント
【大宮図書館ミニ展観】『~眠れる図書館の資料たち~第2回』ミニ展観開催
大宮図書館の書庫には資料の大きさや形状などから、開架スペース以外の場所で眠り続けている資料があります。
この企画では、そういった資料を取り上げて紹介していきます。
今回は桜を取り上げ、「障屏画に描かれた桜」をテーマに、「桜」が描かれた障屏画を掲載している『原色日本の美術13障屏画』及び
『国宝)上杉家洛中洛外図大観』の2点をミニ展観として展示します。いずれも、当時の絵師が持てる技量のすべてを注いで描いた障屏画です。
美しく豪華に描かれた桜をご覧いただければと思います。
また、これらの資料は大型資料であるため、通常は、利用者の皆さんが立ち入ることのできない西黌地下の書庫に置かれている図書です。
開架書架と違って普段から目にすることはできませんが、OPACで検索して、カウンターに申し出ていただければ、いつでも閲覧していただく
ことができます。
3月19日から4月下旬まで大宮図書館閲覧カウンター前で展示します。ぜひ、御覧ください。※写真撮影等は不可です。御注意ください。
【瀬田ミニ展観:10/1~10/31】食品ロス削減月間
10月は食品ロス削減月間です。食品ロスとは、作り過ぎ、売れ残り、食べ残し、賞味期限切れなど、食べられるのに廃棄される食品のことです。日本の食品ロス発生量は農林水産省サイトによると令和4年度推計で約472万トン(うち家庭から約236万トン)にも上ります。あまりに数字が大きすぎてイメージ出来ませんが、1人当たりに換算すると毎日お茶碗1杯分の食品を捨てていることになります。世界に目を向けると食糧不足の発展途上国へ支援される食料は年間約480万トン(2022年)。飢えに苦しむ人々がいる一方で、何ともったいないことでしょうか。また日本の食料自給率はたった38%に過ぎません(カロリーベース令和5年度)。大量の食料を外国から輸入しているにも関わらず、大量の食品を捨てているのです。そして捨てられた食品はゴミとなり焼却処分され、二酸化炭素排出の要因ともなります。食品ロスについて、一人ひとりが自覚し、取り組むことが重要です。
※上記掲載の食品ロス削減月間・啓発ポスターは消費者庁からご提供いただきました。
展示期間:2024年10月1日(火)~2024年10月31日(木)
場 所:瀬田図書館 本館1階 展観D(新館への通路脇)
主な展示資料
『食品ロス』 手島利夫監修. -- 理論社
『やさしくわかる食品ロス : 捨てられる食べ物を減らすために知っておきたいこと』 西岡真由美著 ; 小野崎理香絵. -- 技術評論社
『世界食料危機』 阮蔚著. -- 日経BP日本経済新聞出版
『捨てない未来 : キッチンから、ゆるく、おいしく、フードロスを打ち返す』 枝元なほみ著. -- 朝日新聞出版
『食べものが足りない! : 食料危機問題がわかる本』 井出留美著 ; 手塚雅恵絵. -- 旬報社
『捨てないパン屋の挑戦 : しあわせのレシピ』 井出留美著. -- あかね書房
関連サイトへのリンク
消費者庁
農林水産省
環境省 食品ロスポータルサイト
滋賀県 食品ロス削減の取組について
深草図書館 きっかけはフォトジェニック展 開催中!!
昨年度の流行語大賞にノミネートされた”インスタ映え”
現代の若者にとって、目から入ってくる情報(ビジュアル)は心動かされるものの1つとなっています。今回の深草図書館ミニ展観では、インスタ映えしそうな表紙や内容の本を軸として、本物をみてみたい、本を読みたいなと感じてもらえるような資料を展示しています。
小説、写真集、図鑑など様々なジャンルの本を1階柱状書架と地下1階AVコーナーに展示しています。
もちろん、貸出OKです。
きっかけはフォトジェニック展資料リスト.pdf
【主な展示資料】(予定)
図書
『オーロラ:世界で一番美しい光』(11705036867)
https://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB32034666
『日本の最も美しい図書館』(11505017483)
https://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB21602571
『世界の不思議な図書館』(31605010607)
https://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB21625179
『日本各地の神様とご利益がマルわかり』(11605003080)
https://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB21617564
『47都道府県・寺社信仰百科』(21700005028)
https://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB32022520
『夜は短し歩けよ乙女』(11010005328)
https://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB21453554
『サラバ!』(11500050313)
https://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB21594944
『クジラの彼』(21210001228)
https://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB21508733
AV資料
『君の名は。』(11710004618)
https://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB32033131
『図書館戦争 : The Last Mission』(31710000447)
https://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB32020698
『NHKスペシャル . プラネットアース』(10710003866)
https://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB21361868
『ハリー・ポッターと賢者の石』(30810008298)
https://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB21399653
『新世紀エヴァンゲリオン』(11010004681)
https://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB21451399
『もののけ姫』(10510009004)
https://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB21316948
『アメイジング・スパイダーマン』(31210008651)
https://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB21517976
『花よりもなほ』(20610010706)
https://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB21346915
等
図書館の資料を使ったユニークな研究について(紹 介)
2019年度に、ユニークな図書館利用がありました。理工学部環境ソリューション工学科の4年生(木村俊太郎、桑木捷汰)が、江戸時代に出版された書籍からヒトの毛髪を抜き取っていったのです。
大宮図書館の地下には、主に江戸時代から明治時代にかけて印刷・製本された和装本が、およそ7万冊も所蔵されています。当時の和装本は、表紙と裏表紙に使われる厚紙に、安価な再生紙を利用しています。ヒトの毛髪は、この再生紙に漉き込まれていて、書籍を傷つけることなく抜き取ることができます。しかも、毛髪の主がどの時代にどの地域で生きた人物なのか、和装本の刊記に記された刊行都市や出版年から推定できるのです。
毛髪からは、科学分析によってさまざまな情報を引き出すことができます。
桑木さんは、動物の食性を調べるために生態学者が用いる「安定同位体分析」を行いました。この分析は、主食(炭素源)は何か、主菜(タンパク源)は何かを推定するのに役立ちます。過去に、22題の和装本に対してこの分析が行われましたが(Maruyama et al. 2018Scientific Reports誌)、桑木さんの分析は、刊記の情報が確からしいものだけを厳選しても253題に及びました。当然、より信憑性の高い結果が得られました。分析によって示された次の傾向は、歴史学が古文書を読み解いて明らかにしてきた史実を、定量的に裏付けるものです。
▶現代人と比べ、江戸時代の都市に暮らす庶民は、米と海産物に純粋に依存していた
▶現代人と比べ、江戸時代の都市に暮らす庶民は、地域間での食性の違いが顕著であった
▶1650年から1900年まで、三都いずれにおいても、海産物への依存が高まっていった
▶海産物への依存は、上方(大坂・京都)で先行した
▶1650年から1900年まで、三都いずれにおいても、粟や稗を食べる割合が減り、米を食べる割合が増加した
▶米食への移行は、上方で先行した
一方、木村さんは、農業や上水を取り巻く環境の変遷を調べるべく、PIXE分析に取り組みました。この分析は、試料に陽子をぶつけることで発生する励起X線の特性から、数十種類の元素の含有量を非破壊的に測定するものです。千葉県の放射線医学研究所のお世話になって分析が進みました。分析が完了した20題の分析結果から、現代と江戸時代の飲料水の違いや、各種ミネラルの摂取量の違いなど、非常に興味深い傾向が見え始めています。
学長室(広報)の企画でも、取り上げられました。
( https://www.ryukoku.ac.jp/challenger/challenger52/20190725/index.html )
卒業研究としてまとめられた2人の研究は、後輩に引き継がれ、より踏み込んだ解析を経て学術雑誌などに発表されるとのことです。図書を所蔵することの新しい意義を見いだしたという点においても、ユニークな研究活動として、注目されます。
*木村さん、桑木さんの研究について、もっと知りたい方は、下記より、お二人の研究報告にアクセスできます。ぜひご覧ください。
https://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/lib/data/pdf/kimura_kuwaki003.pdf
大宮図書館書庫で毛髪が漉き込まれている古典籍を選定しています
毛髪が漉き込まれている古典籍の表紙の裏側です
毛髪が漉き込まれていた古典籍の正確な刊行年代の鑑定作業をしています
漉き込まれた毛髪を分析機にかけ、同位体分析の作業をしています
【瀬田ミニ展観:10/1~10/31】灰谷健次郎生誕90周年
2024年は灰谷健次郎(1934年10月31日~2006年11月23日)生誕90周年にあたります。神戸生まれで大阪学芸大学(現在の大阪教育大学)を卒業し小学校の教師をしながら児童詩誌『きりん』の編集や詩や小説を執筆していました。17年間の教師生活を経て1974年『兎の眼』を発表、あるべき教育・教師像を追及して反響を呼び、日本児童文学者協会新人賞を受賞。この『兎の眼』の中でストライキ(仕返し)に対してこんなセリフがあります。「そんなだれでもやるようなことはやるな、たちまち人がこまるようなことをとくとくとしてやるな。どんなに苦しくてもこの仕事をやりぬけ。それが抵抗というものじゃ」この言葉は灰谷健次郎の「自己への抵抗」を意味しています。「自己への抵抗」とは仕返しをして満足するのは憎しみや怒りにそのまま流された行為。でも人はそのネガティブな感情の流れに抵抗でき、怒りや憎しみに抵抗できたら、それこそが「人の道」にそった「美しい行い」だと私たちに教えてくれているのではないでしょうか。
展示期間:2024年10月1日(火)~2024年10月31日(木)
展示場所:本館B1 展観D(新館側)
主な展示資料
『兎の眼』
『わたしの出会った子どもたち』
『すべての怒りは水のごとくに』
『子どもになりたいパパとおとなになりたいぼく』
『子どもへの恋文』
『せんせいけらいになれ』
「本を語る夕べ」(5月15日、赤松徹眞先生)の開催について
昨年度に続き、今年度も「本を語る夕べ」を実施します。
「本を語る夕べ」では、先ずスピーカーが本をもとにした様々な話題を提供します。
そして、それをもとに参加者が、それぞれ興味・関心のあることについて、フリートークを重ねていきます。
あなたも、「本を語る夕べ」に参加して、新たな「本との出会い 人との出会い」を見つけませんか!
☆スピーカー
赤松徹眞先生(前学長、名誉教授)
☆
本『神々の明治維新:神仏分離と廃仏毀釈』
安丸良夫 著、岩波新書、1979年
☆対象
興味のある方はどなたでも
なお、当日の参加者には、赤松先生から、ご著書『龍谷大学の日々:学長職退任にあたって』(永田文昌堂、2017年)が贈呈されます。
☆日時
2018年5月15日(火)17時~18時30分
☆場所
深草図書館2F グループワークルーム4
<主催>龍谷大学図書館
<問合せ>f-lib@ad.ryukoku.ac.jp
【瀬田ミニ展観】「あなたに読んで欲しい本」開催案内
の思いを込めて選書しました。新生活が始まるこの機会に、図書館へ来てメンバー
それぞれが選んだ本を読んでみて下さい!
期間:2020年6月1日(月)~6月30日(火)
場所:瀬田図書館本館1階 ミニ展観コーナー
主な展示資料:
・「(あまり)病気をしない暮らし」 https://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB32076279 ・「短編工場」 https://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB21614461 ・「自分の小さな「箱」から脱出する方法」 https://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB21563200 ・「七転八起 : 学びを回避する学生の理解と支援」 https://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB32070070 ・「人生がときめく片付けの魔法」 https://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB21538997 ・「ポジティブ志向と幸福感の心理学」 https://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB21593829 ・「どんな大学に入ってもやる気がでる本 : ホンネで考える大学の活用法A to Z」 |
【瀬田ミニ展観:6/1~6/29】SNS
皆さんはTwitterやFacebookなどのSNSとどのように付き合っていますか?SNSは便利なツールですが、SNSによる誹謗中傷などの社会問題となっています。この展観では、SNSとの上手な付き合い方などを考えるための本を集めました。どうぞご利用ください。
展示期間:2023年6月1日(木)~2023年6月29日(木)
場 所:瀬田図書館 本館1階 展観A(ゲート横)
主な展示資料
『「ぴえん」という病 SNS世代の消費と承認』
『SNS暴力 なぜ人は匿名の刃をふるうのか』
『脱ネット・スマホ中毒 依存ケース別SNS時代を生き抜く護身術!』
『ネット炎上の研究 : 誰があおり、どう対処するのか』
『若者言葉の研究 : SNS時代の言語変化』
『ネットとSNSを安全に使いこなす方法』
【瀬田ミニ展観:10/1~10/31】リブアド企画『秋のミュージックライブラリー2024』
本館1階おすすめ本コーナー、10月のおすすめ本のテーマも「秋のミュージックライブラリー2024」です。近頃、温度が下がっていよいよ秋らしくなってきましたね。今回も音楽にまつわるような本を選書してきましたが、9月のおすすめ本とはまた違った本となっています。先月のおすすめ本につながるような本から、ボーカロイド、J-POPまで、様々なジャンルの音楽にまつわる本を選書してみました。先月に続き音楽について深く学んでいきましょう。
展示期間:2024年10月1日(火)~2024年10月31日(木)
展示場所:瀬田図書館 本館1階展観B(角状書架)
主な展示資料
『日本の「第九」 : 合唱が社会を変える』
『50の名器とアイテムで知る図説楽器の歴史』
『「90年代J-POPの基本」がこの100枚でわかる!』
『あしたの太鼓打ちへ』
リブアドとは瀬田図書館ライブラリーアドバイザーの略で図書館で1年業務経験を積んだ学生アシスタントスタッフの事です。
ライブラリーアドバイザーは利用者のお困りごとをサポートをする仕事をしたり、文庫本やDVD、おすすめ本等のコーナーづくりを担当していたり幅広い業務を行っています。
新歓イベント・ライブラリーサポーター企画「お花見の招待状」を実施します!
深草図書館では、新入生歓迎イベントとして、謎解きゲーム「お花見の招待状」を実施します。
謎解きゲーム「お花見の招待状」では、図書館内の資料や場所に関わる内容についてクイズ形式の挑戦状を解いてもらうことになります。この企画は、ライブラリーサポーターの発案によるもので、学生の皆さんに深草図書館について、様々な視点から馴染んでいただくことを目的としています。
一人でも多くの学生の皆さんに参加していただき、深草図書館の利用をより深め、充実した学生生活の一歩としてください。
☆実施期間
4月23日(月)~4月27日(金)
☆問題配布場所
深草図書館 B1階・1階・2階の各入退館ゲート付近
☆記念品受け渡し場所・日時
深草図書館 1階入退館口横 ライブラリーサポーターデスク
◎4月23日~27日 12時30分~13時
※なお、記念品は正答者・先着100名分を用意しています。
◎ライブラリーサポーターは、学生の視点を図書館の運営に反映させるために様々な活動を行っています。ライブラリーサポーターの活動に関心のある方は、下記のアドレスまでお問い合わせください。