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【瀬田ミニ展観:12/1~12/28】ファーブル生誕200周年

2023年はファーブル(1823年12月21日~1915年10月11日)生誕200周年にあたります。                                                      ファーブルといえば『ファーブル昆虫記』、1878年に第1巻を書き上げ、約30年の期間をかけて全10巻が出版されました。ファーブルらしく本の体裁は論文ではなく語り口調で書かれており、科学書というよりも文学的な読み物として評価を得ました。そのファーブルの根源にあるのが幼少期の経験だと言われています。家が貧しかったこともあり幼少期は両親の元を離れ、自作農をしている祖父の家に預けられます。自然豊かな環境だったため身近に生き物がいる事が当たり前で、身近にいる虫に対する無知が始まりでした。自分の知らない虫の世界を観察し、明らかにしていくことがファーブルの原体験です。あまり知られていませんが、ファーブルは数学と物理学の教師でもあり、詩人としても業績を遺しています。しかしファーブルの興味の対象は常に生きている虫そのものだったのです。この機会にファーブルの世界にふれてみてはいかがでしょうか。

展示期間:2023年12月1日(金)~2023年12月28日(木)                                       
展示場所:瀬田図書館 本館B1階 展観D(新館側)

主な展示資料

         

『ファーブル昆虫記 : 完訳 第1巻-第10巻』  ジャン=アンリ・ファーブル著 ; 奥本大三郎訳  集英社
『ファーブル昆虫記 : 誰も知らなかった楽しみ方』  海野和男写真 ; 伊地知英信文 草思社
『ファーブル伝』 ジョルジュ=ヴィクトール・ルグロ著 ; 奥本大三郎訳 集英社
『ファーブル植物記』  J.=H.ファーブル著 ; 日高敏隆, 林瑞枝訳  平凡社
『ジャン=アンリ・ファーブルの時間』  日仏友好百五十年記念国際シンポジウム『ジャン=アンリ・ファーブル』実行委員会編 東海大学出版会
『ファーブルの庭』  マルティン・アウアー著 ; 渡辺広佐訳 日本放送出版協会

関連サイト  
NPO日本アンリ・ファーブル会

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