大宮図書館2024年度特別展観「中世本願寺の文学―『平家物語』と和歌を中心に―」開催について
・大宮図書館特別展観について
大宮図書館では、毎年秋10月18日の報恩講を挟んだ約10日間の期間、大宮キャンパス本館展示室で特別展観を開催しています。
展観では、それぞれの回でテーマを設定し、普段、利用者の方々が自由に閲覧することができない貴重資料を中心に、展示・公開を行ってきました。見学者は、学内だけにとどまらず学外を含め、多くのの方々にご覧いただいています。
近年では、世相からテーマを設定して、病に対する人々のこれまで歩みを取り上げた「病と生きる」(2021年度)、日本で古代から繰り返されてきた様々な戦(いくさ)の記録や平和への思いを記した資料などを取り上げた「戦(いくさ)と平和」(2022年度)を開催しました。また、昨年度は、中古文学会2023年度秋季大会が大宮キャンパスで開催されることから、『源氏物語』や『源氏物語』に関連する和歌集などの資料を取り上げた「〈紫式部〉の物語」を開催しました。
「病と生きる」(2021年度)
https://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/htdocs/2021_yamaitoikiru_prod/index.html
https://jpsearch.go.jp/gallery/libryukoku-Gd02QRZVm19
「戦(いくさ)と平和」(2022年度)
https://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/htdocs/2022_ikusatoheiwa_prod/index.html
https://jpsearch.go.jp/gallery/libryukoku-347VbOwZVNm
「〈紫式部〉の物語」(2023年度)
https://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/htdocs/2023_murasakishikibu_prod/index.html
https://jpsearch.go.jp/gallery/libryukoku-8b41bpEV3k0
近年開催された特別展観の内容は、図書館HPまたはジャパンサーチ・ギャラリーで閲覧することが可能です。上記URLよりご覧ください。
・2024年度特別展観「中世本願寺の文学―『平家物語』と和歌を中心に―」について
2024年度特別展観は、中世文学会2024年度秋季大会が、大宮キャンパスで、10月26日(土)、27日(日)の両日に開催されることから、テーマを「中世本願寺の文学―『平家物語』と和歌を中心に―」として、10月18日(金)、21日(月)~27日(日)の期間、開催しました。
「中世本願寺の文学―『平家物語』と和歌を中心に―」(2024年度)
https://jpsearch.go.jp/gallery/libryukoku-G8lrmzxqzR4
西本願寺歴代宗主が蒐集した蔵書の一部は、明治時代に龍谷大学に下賜され、写字台文庫として、大宮図書館に所蔵されています。蔵書には、真宗や仏教関係の書籍ばかりではなく、文学関係の書籍も多数収められています。
今回の特別展観では、歴代宗主の蔵書目録の1つである『御書物日記』などに記されている文学関係の書籍を辿り、『平家物語』をはじめとする軍記物語や『新勅撰和歌集』といった和歌集など40点余りを展示しました。見学された方々からは、「教科書でしか見たことがない文学作品を直接見学できた。」「中世の文学作品を数多く所蔵していることに驚いた」などの反響をいただきました。
『平家物語』 『新勅撰和歌集』
2024年度特別展観は終了しましたが、展示内容につきましては、ジャパンサーチのギャラリーで公開しています。
https://jpsearch.go.jp/gallery/libryukoku-G8lrmzxqzR4
ギャラリーでは、展示された資料のほとんどが、全頁閲覧できます。特別展観を見逃された方、見学した資料をもっと詳しく見たいという方は、上記URLよりご覧ください。