2025年度前期展観について ~こんな展示をやっていました~
図書館では、深草・大宮・瀬田の各館で館内展観を行っています。テーマは季節や出来事、年中行事に加え、学習や研究に役立つ内容など、幅広く取り上げています。展観を通して蔵書をさまざまな切り口で紹介することで、利用者の皆さんが新たな発見や関心を持つ機会になることを目的としています。
今回は、4月~6月に開催した<龍谷ミュージアムとの連携展示「大谷探検隊吉川小一郎~探究と忍耐 その人間像に迫る~」>、6月~7月に開催した<教学企画部ライティングサポートセンターとの企画展示「万国博覧会とは」>をご紹介します。
・図書館×ミュージアム連携展示
「大谷探検隊吉川小一郎~探究と忍耐 その人間像に迫る~」
明治から大正期に活躍した探検家、吉川小一郎は「大谷探検隊」第3次隊の一員として1911年に上海に至り、西安、蘭州を経て、トルファン、庫車(クチャ)などの調査を1914年まで続けました。吉川の調査は、多数の経典、植物標本、伏羲女媧図などの資料を日本にもたらし、高い評価を得ています。そんな吉川の調査に対する探究と忍耐の姿勢を知る手がかりとして、関連図書の展示、中央アジアを調査した隊員の肖像写真ならびに、吉川自身が撮影した調査の記録写真を紹介する連携展示を開催しました。
こちらの展示は、4月18日(金)~6月20日(金)の期間に開催しました。
※図書館×ミュージアム連携展示ポスター
・図書館×ライティングサポートセンター連携展示「万国博覧会とは」
ライティングサポートセンターのチューター(本学大学院生)による選書展示「万国博覧会とは?」を開催しました。この展示は、2025年4月13日に開幕した日本国際博覧会(大阪・関西万博)にちなんで企画されたもので、「万博」とはそもそもどのようなものなのか、その意義や歴史を改めて見つめ直すことを目的として実施されました。
この展示では、万博の起源や過去の開催事例、各国の文化交流、技術革新の紹介など、さまざまな角度から万博を捉えた書籍を紹介しました。選書は、テーマに沿って調査・検討を重ねた上で行われ、大学院生ならではの視点が光る内容となっていました。
こちらの展示は、6月2日(月)~7月29日(火)の期間に開催しました。
※図書館×ライティングサポートセンター連携展示「万国博覧会とは」ポスター