講習会などのイベント
第六回「私のお薦め本コンテスト」の選考結果について
龍谷大学図書館では、学部生・短大生の皆さんを対象とした第六回「私のお薦め本コンテスト-My Favorite Book-」を実施しました。
今年度は、22篇の作品の応募があり、受賞者(大賞1名、優秀賞3名)が下記のとおり決定しました。
表彰式は、12月22日(金)12時30分から、深草図書館B1階ナレッジコモンズで行います。当日は、受賞者のみなさんに図書館長から、表彰状と副賞を手渡します。
表彰式は観覧自由ですので、多くの方のご参集をお願いします。
【受賞者一覧】
<大賞>
佐藤 涼平 (文学部 日本語日本文学科 2年)
『アルジャーノンに花束を』
ダニエル・キイス著;小尾芙佐訳、早川書房、1989.
<優秀賞>
楠本 恭子 (文学部 歴史学科 2年)
『坂口安吾:1906-1955』
坂口安吾著、筑摩書房、1991.
<優秀賞>
志田 夏美 (文学部 歴史学科 2年)
『ファインマンさん最後の冒険』
ラルフ・レイトン著;大貫昌子訳、岩波書店、2004.
<優秀賞>
馬場 友理 (社会学部 地域福祉学科 3年)
『世界の美しい透明な生き物』
武田正倫,西田賢司監修、エクスナレッジ、2013.
【コンテストへ応募された方々へ:参加賞の受け取りについて】
今回応募された方で、残念ながら入賞されなかった方については、参加賞をお渡しいたします。参加賞の受け取りについては、12月22日(金)以降に、作品を提出された図書館のカウンターで、学生証を提示して申し出てください。
なお受取時間は、「図書館開館日(平日)の開館時間~17時まで」とします。受け取り期日は、2018年1月31日(水)までです。
深草図書館学生選書ツアー参加者募集!!
図書館を利用していて、「こんな本が大学図書館にあればいいのに…」と思ったことはありませんか?
学生選書ツアーは、学生の皆さんに書店で図書館に置いて欲しい本を選んでもらう企画です。
皆さんの意見を図書館に反映することができますので、是非ご参加ください。
日時:12月21日(木)17:30~18:30
場所:丸善京都本店(京都BAL地下2階)
対象:学部学生(文、経済、経営、法、政策、国際、短期大学部)
参加希望の受付は、深草図書館カウンターで行っています。
応募方法等の詳細は添付の資料を確認してください。
2017年度深草図書館後期学生選書ツアー実施要項.pdf
2017年度選書基準.pdf
深草図書館学生選書ツアー 参加申込書.docx
2017年『本を語る夕べ』最終回のお知らせ
12月21日(木)17時から 大宮図書館2階 ナレッジコモンズ で開催します。
川添泰信先生がスピーカーをつとめられます。
事前申し込みは不要です。当日席が空いていれば参加できます。
ふるって御参加ください。
当日、16時半以降19時まで大宮図書館ナレッジコモンズはこの企画の為、貸し切り
となります。あわせてお知らせします。
本を語る夕べ
ミニ展観&ミニ講義「江戸から明治の大丸呉服店錦絵展―二分野コレクションを中心に―」(12月21...
深草図書館では、龍谷大学・京都産業学センターと共催して、ミニ展観「江戸から明治の大丸呉服店錦絵展―二分野(にぶの)コレクションを中心に―」を開催することとなりました。
主な展示品は、二分野良明(にぶの よしあき)氏が所蔵するところの、大丸呉服店に関連した錦絵です。二分野氏は、大丸京都店に長く勤務され、その傍ら大丸呉服店をはじめとした百貨店に関する錦絵等の諸資料を蒐集されました。
今回の展観は、その一部ですが、本学の所蔵する長尾文庫とも深く関連するコレクションであり、まさに江戸から明治にかけて、大呉服店が百貨店へと変貌していく息吹が感じられる展観となっています。
ミニ展観開催中には、下記のとおり、山西万三先生(本学経営学部教授)によるミニ講義や二分野氏によるコレクションの説明がなされます。
ご関心のある方のご観覧をお待ちしています。
☆期間中(12月13日~12月21日)の催し
1)展示趣旨の説明
12月13日(水)13時~
山西万三先生(経営学部 教授)
2)展示品の解説
①12月13日(水)13時30分~
②12月18日(月)15時~
二分野良明氏(元・大丸百貨店社員)
以上
「御本山御遠忌紀念京都明細地図」<二分野良明氏所蔵>
【開催報告】「本を語る夕べ」(第4回:加藤先生)
図書館では、11月29日(水)に「本を語る夕べ」を開催しました。
「本を語る夕べ」は、図書館の新しい企画で今回が4回目の開催となりました。
今回のスピーカ―は短期大学部の加藤博史先生でした。取り上げられた本は、『ルポ虐待:大阪二児置き去り死事件』(杉山春 著、ちくま新書、2013年)でした。
同書のあらすじは、本学R-WAVE(蔵書検索)によれば下記のとおりです。
二〇一〇年夏、三歳の女児と一歳九カ月の男児の死体が、大阪市内のマンションで発見された。子どもたちは猛暑の中、服を脱ぎ、重なるようにして死んでいた。母親は、風俗店のマットヘルス嬢。子どもを放置して男と遊び回り、その様子をSNSで紹介していた…。なぜ幼い二人は命を落とさなければならなかったのか。それは母親一人の罪なのか。事件の経緯を追いかけ、母親の人生をたどることから、幼児虐待のメカニズムを分析する。現代の奈落に落ちた母子の悲劇をとおして、女性の貧困を問う渾身のルポルタージュ。
当日の参加者は、加藤先生以外に学生が10名、教職員が2名でした。
当日は先ず加藤先生から、課題書にもとづき、その事件の概要や背景について紹介がなされました。取り上げられた事件は、本当に悲しい事件でしたが、加藤先生からは、「人間には可塑性があり、自分を作りかえる力を有している。過酷さを乗り越える力を信じたい。」という言葉があり、人間の可能性についても再考する機会となりました。
その後は、加藤先生から参加した学生に対して、今日の夕べに参加した感想が問いかけられ、それぞれの学生が自分のこととして、この読書会を振り返ることができました。
「本を語る夕べ」に参加して、あなたも新たな「本との出会い 人との出会い」を見つけてください。