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講習会などのイベント

【瀬田ミニ展観】「どんな20歳(大人)になりたい?10代最後の大人計画」開催案内

 
 「20代でやっておくべきこと」のようなテーマを見かけることがありますが、
それは20代を有意義に過ごしてほしいという願いや、あの時やっておけば良かった
という後悔など、皆さんがこれから向かおうとしている年代の先輩たちの思いから
生まれたものかもしれません。
 1つでも社会に出てからの心配をなくすために、これから始まる20歳を考えて
みませんか?


 期間:2020年9月1日(火)~10月30日(金)
 場所:瀬田図書館本館1階 展観コーナー

 主な展示資料
 ・『一生トップで駆け抜けつづけるために20代で身につけたい勉強の技法』
   https://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB21541540
 ・『大人の語彙力強化ノート : 一生分の教養が身につく!』
   https://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB32093819
 ・『20歳のときに知っておきたかったこと』
   https://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB21437609
 ・『大人らしさって何だろう。』
   https://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB21589027
 ・『正しい家計管理 : 将来への不安が消える、自動的にお金が貯まる』
   https://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB21590692
 ・『大人はもっと遊びなさい : 仕事と人生を変えるオフタイムの過ごし方』
   https://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB32079669

【瀬田ミニ展観】「やってみよう!」開催案内


 みなさんご自宅ではどのように過ごされていますか?
今回はみなさんの『おうち時間』を有効活用してもらえるような本を
集めてみました。今までなかなかできなかったことに「やってみよう!」
の気持ちでチャレンジしてみませんか?
みなさんのご利用、お待ちしています。


 期間:2020年7月9日(木)~2020年9月10日(木)
 場所:瀬田図書館本館 ミニ展観コーナー(新聞コーナー前)

主な展示資料:
・「はじめての3DCGプログラミング : 例題で学ぶPOV-Ray」
  https://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB32111339
・「基礎から学ぶ!ストレッチング」
  https://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB32103340
・「驚きの家庭菜園マル秘技58 : ひと工夫でこんなに差が出る!」
  https://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB32086298
・「シンプル生活55のヒント : 家事がラクになる、心が軽くなる」
  https://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB32011837
・「できるゼロからはじめるパソコン音楽制作超入門 : ウィンドウズ10対応」
  https://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB32098633

【大宮図書館ミニ展観】『病を治す~人と病気の戦い~』

   病は、人類が誕生してから、常に離れることのない問題として、我々を悩ませてきました。
 科学の発達した現代でも、2020年初頭からの新型コロナウィルスの流行により、亡くなられた方もいらっしゃいます。

昨今、「3密」という言葉に代表されるように、感染を避けるために、私たちの生活様式まで大きく変わろうとしています。

今回の展示では、中国の漢の時代に作られた医書である『傷寒論』と日本の江戸時代末期に作られた『コレラ病用薬度量略記』を紹介します。

あわせて参考展示として、病について、昔の人々の考えを描いた絵についても紹介します。この機会に、人々が病気と向き合ってきた姿を知っていただければ幸いです。
 

 6月1日から事前予約を頂いた本学学生、本学教職員に限り図書館の利用を限定的に再開しています。御来館の際、閲覧カウンター前のミニ展観を御覧頂ければ幸いです。

写真撮影等は不可です。御注意ください。

【瀬田ミニ展観】レポート・論文展(前期編)


 大学生となり初めてレポートや論文を書くことに困っている方も多いことでしょう!!
そもそもレポートと論文との違いがわからない?そのような方でも分かりやすく、
レポート・論文について学ぶことができる展観となっています。
 卒論作成に向けて、準備したいという方にも興味を持っていただけるような資料も展示
しておりますので、どなたでもお気軽にご利用ください。


 期間:2020年7月1日(水)~8月28日(金)
 場所:瀬田図書館本館1階 ミニ展観コーナー

主な展示資料
・『だれも教えなかったレポート・論文書き分け術』
  https://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB32038310
・『レポート・論文をさらによくする「書き直し」ガイド』
  https://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB21618469
・『理系のためのレポート・論文完全ナビ』
  https://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB21619855
・『あしか : 大学生のための表現力トレーニング』
  https://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB32004117
・『学生による学生のためのダメレポート脱出法』
  https://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB21579339

【瀬田ミニ展観】ーONLINE-


今回の瀬田図書館の展観は『おうち時間になにやる?おすすめ電子書籍厳選5選!』です!

なんと、今回の展観はここ、図書館HPでの実施となり、ご紹介する本はすべて電子書籍です。
ですので、“図書館に来なくても”スマートフォンやパソコンで読むことができます!

本の読み方は、
①この下の図書紹介で資料タイトルの下にあるリンクにアクセスする。
②その先のページの書誌詳細にある「IDENT」の欄のリンクから電子書籍にアクセスする。
これだけです!

☆なお、ご自宅など、学外からの閲覧には「VPN接続」が必要です。
(VPN接続については、図書館HPの図書館オリエンテーション動画「学外から電子書籍を読む方法」や、
「資料を探す」タブの「データベース一覧」のページをご覧ください。)

☆また、学外からアクセスの際に発生する通信料はご自身での負担となります。ご注意ください。

それでは、オンライン展観『おうち時間になにやる?おすすめ電子書籍厳選5選!』スタートです!

1.おうち時間といえば映画!そんな貴方へ
・仕事道楽 : スタジオジブリの現場 / 鈴木敏夫著
 https://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/EB32112149

-ジブリに興味がなくても-
自宅でゆっくり映画を観るのもいいですね。では、その舞台裏に興味はありませんか?
この本は、あの「スタジオジブリ」の映画作りについて書かれた本です。
もし映画に興味がなくても、何かを作りたい人には、きっと響くところがあると思います。
「そこまでやるか!?」「そんな風に決まったの!?」と仰天すること必至です。
タイトルの「仕事道楽」――好きなことを仕事にする、というのは綺麗事かもしれません。
けれど、それで成されたことがここにあります。挑戦する勇気をもらえる一冊です。

2.おうち時間に作家デビュー!そんな貴方へ
・一億三千万人のための小説教室 / 高橋源一郎著
 https://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/EB32112088

-自分にしか書けない小説を-
小説がお好きなら、一度は考えたことがあるのではないでしょうか。
「自分でも書いてみたい」と。
とはいえ小説を書くのは難しい。しかしそれは当然のことなのです。
そしてそうでありながらも、逆に全く難しいことではないとも言えます。
なぜならそれは—―続きは本書で!
小説を書くとはどういうことなのか。
本書を読みながら、ゆっくりじっくり考えてみるのはいかがでしょうか。

3.おうち時間に楽器を始めよう!そんな貴方へ
・学校で教えてくれない音楽 / 大友良英著
 https://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/EB32112161

- “もういちど” 音楽を始めてみませんか?-
音楽はお好きですか?でしたら楽器を始めてみてはどうでしょう。
聴くのは好きだけど、自分でやるのは難しそう…と思っている方におすすめしたいのがこの本です!
学校の音楽の授業が大嫌いだった著者が、音楽家として音楽の楽しさを語ってくれます。
音楽の自由さに、気持ちがスッと楽になる一冊です。

4.おうち時間に絵を描こう!そんな貴方へ
・ヒトはなぜ絵を描くのか : 芸術認知科学への招待 / 齋藤亜矢著
 https://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/EB32112353

-モリー画伯を知っているか!?-
モリー画伯は、大型類人猿界では名の知れたアーティスト、オランウータンの画家です。
(おとぎ話ではなく)。そう、絵を描くのは人間だけではありません。
しかし、ヒトと動物の絵には違いがあります。
では、その違いとは?そしてヒトならではの絵を描く理由とは?
そこには「認知」――モノの見方が関わっていました。
一見代わり映えしない「日常」も、見方が変われば新鮮な発見に満ちています。
世界の見方が変わる一冊です。


5.おうち時間に…なにをしよう?そんな貴方へ
・アナキズム : 一丸となってバラバラに生きろ / 栗原康著
 https://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/EB32112537

-何をしたらいいかわからない?全然大丈夫!-
この本は、とにかくすごい本です。
最初の一文目から、もうすごい。ちょっと引用してみましょうか。

『チャンチャンチャチャ―ン、チャンチャチャチャチャチャーーーン♪
チャーンチャーンチャチャーン、チャーチャチャチャチャチャーーーン♪
どえれえやつらがあらわれたァ!』

すごい。どえれえ。ちょっとやばい本なのかと思った方、ご安心ください。
こちら、正真正銘、岩波書店の「現代人の教養」シリーズです。
筆者がアナキズムをその筆致でもって体現した本書は、
何かやりたい気持ちが湧き上がってくる、そんなパワーあふれる一冊です。

以上、厳選5冊になります。
皆様のおうち時間の充実の一助になれば幸いです。

【大宮図書館ミニ展観】『葵祭について』

 葵祭は、祇園祭、時代祭と並んで京都三大祭の一つに数えられ、毎年、国内、国外から多くの観光客が訪れ賑う祭です。

今年は、残念ながら、コロナウィルスの影響により、行事の一部の中止が発表され、無観客で葵祭の神事が執り行われることになりました。葵祭は、上賀茂神社と下鴨神社両社の例祭であり、515日(1884年以前は旧暦の4月の酉の日)に行われます。

5674月吉日以降、途中戦乱の影響による長期中断を経て、1694年に再興され、その後も何度かの中断と再興を経て、現在に至っています。

 葵祭では様々な祭儀が執り行われますが、前儀として53日に行われる流鏑馬神事)55日に行われる競馬神事などが知られています。5月15日の祭儀は宮中の儀、路頭の儀、社頭の儀の3儀がありますが、現在では、御所から下鴨神社、上賀茂神社までの道のりを行列する路頭の儀と宮中祭祀を担当する掌典職の掌典が祭文を奏上する社頭の儀が執り行われています。

 今回の展示では、前儀である競馬神事を記している『日次記事』と路頭の儀を取り上げている『都名所図会』を紹介します。

 

 6月1日から事前予約を頂いた学生、教職員に限り図書館の利用を限定的に再開しています。御来館の際、閲覧カウンター前のミニ展観を御覧頂ければ幸いです。

 

写真撮影等は不可です。御注意ください。

貴重資料画像データベース「龍谷蔵」 公開依頼受付中!

大宮図書館では、授業や研究で利用される古典籍等の和装本を積極的に撮影・公開しています。

本学所蔵の古典籍等の和装本について、貴重資料画像データベース「龍谷蔵」での公開を希望される資料がありましたら、下記担当者までご連絡ください。

大宮図書館デジタルアーカイブ担当
o-lib@ad.ryukoku.ac.jp

◆新型コロナウイルス感染症対策に伴う授業開始延期やオンライン化に可能な限り対応するため、学内教職員からの依頼を最優先で受けつけます。

◆対象資料は本学大宮図書館所蔵の古典籍資料等の和装本で未公開のものに限ります。
※資料の保存状態、冊数、頁数、大きさ、形態、著作権などの諸条件によって、対応をお断りする場合があります。

◆依頼の混雑状況と対象資料により、撮影・公開にはある程度お時間をいただくことになります。また、資料によって対応の順番が前後する場合があります。授業等でご利用される場合はできるだけ早めにご依頼ください。

自宅から利用できる図書館サービス

本学図書館に来館しなくても利用できる図書館サービスを一覧にまとめました。
是非、ご活用ください。

新入生の方には、全学認証ユーザID・パスワードが順次郵送されています。
手元に届き次第、サービスがご利用頂けます。

詳しくはこちらから

学生スタッフによる広報誌『Libれぽ』(Vol.8)が完成しました!

Libれぽ』は、学生目線を基本にした広報誌で、年1回の割合で発行しており、今回Vol.8が発行されました。『Libれぽ』は、編集素材の選定や記事の作成をライブラリーサポーターを中心とした学生スタッフが担うことにより、親しみやすい・手軽な図書館広報を目指しています。

ライブラリーサポーターは、2013年度から発足(瀬田図書館は2015年度~)し、図書館イベントを中心に、これまで様々な活動を展開してきました。今年度も、全国高等学校ビブリオバトルの京都府大会、滋賀県大会の運営を始め、全国大学ビブリオバトル関西Fブロック地区決戦・予選も本学で実施されました。また日常的には、お薦め本の展示などの活動も継続されました。

深草図書館、大宮図書館、瀬田図書館には、それぞれナレッジコモンズが設けられ学習・交流スペースが充実し、ライブラリーサポーターを始めとした学生スタッフのますますの活躍が期待されています。

Libれぽ』は各図書館のカウンターで配布していますので、是非手にとってお楽しみください。
https://library.ryukoku.ac.jp/Guide/page_id25
<Vol.8の内容>
☆深草図書館篇
・新入生歓迎企画 スタンプラリー
・全国高等学校ビブリオバトル 京都府大会
・本願寺中央幼稚園でのペープサート
・全国大学ビブリオバトル 関西Fブロック地区決戦
・仏教活動奨学生企画 脱出ゲームで仏教を学ぼう
☆瀬田図書館篇
・ライサポ厳選 学生選書特集
・瀬田図書館 学生選書ツアー
・全国高等学校ビブリオバトル 滋賀県大会

図書館では、継続してライブラリーサポーターの募集を行っています。ライブラリーサポーターの活動に興味・関心のある方は、下記のアドレスまでお問い合わせください。

biblio@ad.ryukoku.ac.jp

【瀬田ミニ展観】「就活応援展(対策編)」開催案内

 
 就職情報サイトによりますと、企業の選考は6月から開始されるところが多い
ようです。
 そこで、4月~5月の図書館での展示では、就活生の皆さんに内定獲得に向けて
即座にご使用いただけるよう、ES・面接対策、一般常識・SPIへの対策本を厳選
して取り揃えました。
 また、社会に出た時に必要になるマナーの資料や、処世術の本等もご用意して
おります。

 図書館は、就活生の皆さんの明日へ向かうその一歩を全力応援いたします!
展示資料は全て貸出可能です。本館1階ゲート横展示場へ、どうぞお立ち寄り
ください。

期間:2020年6月1日(月)~6月30日(火)
場所:瀬田図書館本館1階 ミニ展観コーナー

主な展示資料:
・『就活女子のための就活迷宮から抜け出すトビラ』
  https://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB21613686
・『頭のよさとは「説明力」だ : 知性を感じる伝え方の技術』
  https://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB32098653
・『一般常識&最新時事』
  https://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB32105190
・『就職活動1冊目の教科書』
  https://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB32097542

【瀬田ミニ展観】「新入生応援展」開催案内



新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます!

瀬田図書館では、新入生の方に、今後の学生生活をよりスムーズに送って
いただくべく、キャンパスライフ全般、課外活動、暮らしの知恵、そして、
学習法の4つの分野に分けて、大学生活のノウハウを紹介する展示を行って
います。
「心機一転、何か新しい知識を蓄えたい」という方のご利用も大歓迎です。
全て貸出可能な資料となっておりますので、お気軽にご来館ください。

期間:2020年6月1日(月)~2020年6月30日(火)
場所:瀬田図書館本館1階 ミニ展観コーナー

主な展示資料:

・「大学生になるってどういうこと? : 学習・生活・キャリア形成」
  https://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB21563135
・「アルバイト・パートのトラブル相談Q&A : 基礎知識から具体的解決策まで」
  https://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB32031206
・「ゼロからはじめる自炊の教科書」
  https://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB21576196
・「大学生の学習テクニック」
  https://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB21585799


【瀬田ミニ展観】「あなたに読んで欲しい本」開催案内



 
 瀬田図書館本館1階にて「あなたに読んで欲しい本」と題した展観を実施します。
今回は学年問わず図書館に来てくれる「あなた」に読んで欲しいというLibアドメンバー
の思いを込めて選書しました。新生活が始まるこの機会に、図書館へ来てメンバー
それぞれが選んだ本を読んでみて下さい!

期間:2020年6月1日(月)~6月30日(火)
場所:瀬田図書館本館1階 ミニ展観コーナー


主な展示資料:

・「(あまり)病気をしない暮らし」

https://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB32076279

・「短編工場」

https://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB21614461

・「自分の小さな「箱」から脱出する方法」

https://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB21563200

・「七転八起 : 学びを回避する学生の理解と支援」

https://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB32070070

・「人生がときめく片付けの魔法」

  https://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB21538997

・「ポジティブ志向と幸福感の心理学」

 https://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB21593829

・「どんな大学に入ってもやる気がでる本 : ホンネで考える大学の活用法A to Z
  https://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/BB32089434

     




図書館の資料を使ったユニークな研究について(紹 介)

2019年度に、ユニークな図書館利用がありました。理工学部環境ソリューション工学科の4年生(木村俊太郎、桑木捷汰)が、江戸時代に出版された書籍からヒトの毛髪を抜き取っていったのです。

 

大宮図書館の地下には、主に江戸時代から明治時代にかけて印刷・製本された和装本が、およそ7万冊も所蔵されています。当時の和装本は、表紙と裏表紙に使われる厚紙に、安価な再生紙を利用しています。ヒトの毛髪は、この再生紙に漉き込まれていて、書籍を傷つけることなく抜き取ることができます。しかも、毛髪の主がどの時代にどの地域で生きた人物なのか、和装本の刊記に記された刊行都市や出版年から推定できるのです。

 

毛髪からは、科学分析によってさまざまな情報を引き出すことができます。

 

桑木さんは、動物の食性を調べるために生態学者が用いる「安定同位体分析」を行いました。この分析は、主食(炭素源)は何か、主菜(タンパク源)は何かを推定するのに役立ちます。過去に、22題の和装本に対してこの分析が行われましたが(Maruyama et al. 2018Scientific Reports誌)、桑木さんの分析は、刊記の情報が確からしいものだけを厳選しても253題に及びました。当然、より信憑性の高い結果が得られました。分析によって示された次の傾向は、歴史学が古文書を読み解いて明らかにしてきた史実を、定量的に裏付けるものです。

▶現代人と比べ、江戸時代の都市に暮らす庶民は、米と海産物に純粋に依存していた

▶現代人と比べ、江戸時代の都市に暮らす庶民は、地域間での食性の違いが顕著であった

1650年から1900年まで、三都いずれにおいても、海産物への依存が高まっていった

▶海産物への依存は、上方(大坂・京都)で先行した

1650年から1900年まで、三都いずれにおいても、粟や稗を食べる割合が減り、米を食べる割合が増加した

▶米食への移行は、上方で先行した

 

一方、木村さんは、農業や上水を取り巻く環境の変遷を調べるべく、PIXE分析に取り組みました。この分析は、試料に陽子をぶつけることで発生する励起X線の特性から、数十種類の元素の含有量を非破壊的に測定するものです。千葉県の放射線医学研究所のお世話になって分析が進みました。分析が完了した20題の分析結果から、現代と江戸時代の飲料水の違いや、各種ミネラルの摂取量の違いなど、非常に興味深い傾向が見え始めています。

 

学長室(広報)の企画でも、取り上げられました。
( https://www.ryukoku.ac.jp/challenger/challenger52/20190725/index.html )
卒業研究としてまとめられた2人の研究は、後輩に引き継がれ、より踏み込んだ解析を経て学術雑誌などに発表されるとのことです。図書を所蔵することの新しい意義を見いだしたという点においても、ユニークな研究活動として、注目されます。

 

 

*木村さん、桑木さんの研究について、もっと知りたい方は、下記より、お二人の研究報告にアクセスできます。ぜひご覧ください。
https://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/lib/data/pdf/kimura_kuwaki003.pdf


大宮図書館書庫で毛髪が漉き込まれている古典籍を選定しています



毛髪が漉き込まれている古典籍の表紙の裏側です




毛髪が漉き込まれていた古典籍の正確な刊行年代の鑑定作業をしています




漉き込まれた毛髪を分析機にかけ、同位体分析の作業をしています

【大宮図書館ミニ展観】『~眠れる図書館の資料たち~第2回』ミニ展観開催

大宮図書館の書庫には資料の大きさや形状などから、開架スペース以外の場所で眠り続けている資料があります。
 この企画では、そういった資料を取り上げて紹介していきます。

今回は桜を取り上げ、「障屏画に描かれた桜」をテーマに、「桜」が描かれた障屏画を掲載している『原色日本の美術13障屏画』及び
『国宝)上杉家洛中洛外図大観』の2点をミニ展観として展示します。いずれも、当時の絵師が持てる技量のすべてを注いで描いた障屏画です。
 美しく豪華に描かれた桜をご覧いただければと思います。

また、これらの資料は大型資料であるため、通常は、利用者の皆さんが立ち入ることのできない西黌地下の書庫に置かれている図書です。

開架書架と違って普段から目にすることはできませんが、OPACで検索して、カウンターに申し出ていただければ、いつでも閲覧していただく
ことができます。

 

3月19日から4月下旬まで大宮図書館閲覧カウンター前で展示します。ぜひ、御覧ください。※写真撮影等は不可です。御注意ください。

「音楽展」の案内

現代社会では、意図的に聞こうとしていなくても店内BGMやCMなど、日常生活の中で数多くの“音楽”が溢れています。
音楽はもはや人々の生活と切り離せないものになっていると言っても過言ではないでしょう。
今回は世代を超えて様々なジャンルで人々に親しまれ続ける音楽を、耳だけではなく目からも取り入れることにより、更なる知識を養ってもらえればと企画しました。

深草図書館1階では、ロックやクラシックなど音楽のジャンルを小分けにして、そのジャンルごとに関連する資料を展示します。
ぜひ、音楽の新たな一面を発見してください!

地下1階AVコーナーではDVDを展示しています。
視聴したらシールを貼って投票を。

音楽展1

音楽展2

常設「就活展」の案内

深草図書館の2階では、年間を通じて常設「就活展」として、
就活関連の本を約200冊展示しています。

面接対策、エントリーシート作成、
自己分析、業界研究、
ビジネスマナー、スキルアップ、
肩の力を抜いて読んでいただける、お仕事小説など、
テーマごとに関連書籍を集めています。


就活展1

就活展2

これ読んだ?とオリンピック展

SDGsについて考えてみよう!(深草ミニ展観)

「遠くない未来2030に向けて SDGsについて考えてみよう! 展」
と題して、SDGs全般と、各GOAL別に取り組みの参考となる図書を集めました。
実際に本を手にしながら、考えてみませんか?

2020年3月末まで展示予定です。

SDGs展の様子

【大宮図書館ミニ展観】『絵本太閤記』と『絵本太功記』の展観開催案内

 2020年のNHK大河ドラマで、戦国武将の明智光秀が主人公として取り上げられ、俄かに脚光を浴びています。

明智光秀は、戦国大名織田信長に見出されて、重臣の一人として仕えますが、やがて本能寺の変により、信長を自害させますが、
その後に同じく信長の重臣であった羽柴(豊臣)秀吉に山崎の戦いで敗れ、最期を迎えます。

 山崎の戦いの勝者となった秀吉は、その後、信長の後継者として天下統一を果たして天下人となります。秀吉の生涯は幾つかの
伝記として残され、広義に総称して『太閤記』と呼ばれています。

 一方、敗者となった光秀ですが、江戸時代中期になると人形浄瑠璃や歌舞伎の演目に光秀を主人公にした『絵本太功記』が作られ、
人気を博しました。この『絵本太功記』は、現在でも上演されており、人間国宝の中村吉右衛門らが演じています。

 今回、勝者である秀吉の一生を絵本にして刊行した『絵本太閤記』と明智光秀を主人公にした演目『絵本太功記』を展示します。
 読みは同じ「えほんたいこうき」ですが、勝者の物語と敗者の物語がそれぞれあることを知っていただければと思います。

2月2日から3月中旬頃まで大宮図書館閲覧カウンター前で展示します。御覧ください。

※写真撮影等は不可です。御注意ください。

第8回「私のお薦め本コンテスト」の館長講評文と受賞作本文を公開します。

8回「私のお薦め本コンテスト-My Favorite Book-」表彰式を実施しました。


 図書館では、学部生・短大生の皆さんを対象とした第8回「私のお薦め本コンテスト-My Favorite Book-」を実施しました。

 

 今年度は、16篇の作品の応募があり、大賞1篇と優秀賞4篇が入選となりました。

表彰式は、1219日(木)1230分から、深草図書館B1階ナレッジコモンズで行われ、受賞者のみなさんに図書館長から、表彰状と副賞が手渡されました。

 

お薦め本コンテストは来年度も実施予定ですので、皆さん奮ってご応募ください。

 

【館長講評文】

 

第8回「私のお薦め本コンテスト」館長講評文.pdf

【受賞者一覧】

<大賞>

廣野 菜摘 (法学部 法律学科 3年)

『想像ラジオ』

いとうせいこう著、河出書房新社、2013

 

<優秀賞>

黒田 聡実 (文学部 日本語日本文学科 2年)

フランソワ・デュボワ著;木村彩訳、講談社、2019

 『作曲の科学:美しい音楽を生み出す「理論」と「法則」』


<優秀賞>

牧野 鼓夏 (文学部 哲学科 1年)

『ヴェネツィアに死す』

マン著;岸美光訳、光文社、2007

 

<優秀賞>

笹原 有貴 (文学部 日本語日本文学科 2年)

『ヒューマニズム考:人間であること』

渡辺一夫著、講談社、1973

 

<優秀賞>

崎野 知哉 (経済学部 国際経済学科 2年)

『白百』

原研哉著、中央公論新社、2018


【受賞作本文】
 

大賞『想像ラジオ』.pdf
 優秀賞『作曲の科学:美しい音楽を生み出す「理論」と「法則」』.pdf
 優秀賞『ヴェネツィアに死す』.pdf
 優秀賞『ヒューマニズム考:人間であること』.pdf
 優秀賞『白百』.pdf
 

【表彰式の模様】

  受賞者の皆さんと審査員(道元図書館長、三原文学部教授)

  

【コンテストへ応募された方々へ:参加賞の受け取りについて】

  今回応募された方で、残念ながら入賞されなかった方については、参加賞をお渡しいたします。参加賞の受け取りについては、作品を提出された図書館のカウンターで、学生証を提示して申し出てください。

なお受取時間は、2020129日までの「図書館開館日(平日)の開館時間~17時まで」とします。