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【大宮図書館ミニ展観】『葵祭について』

 葵祭は、祇園祭、時代祭と並んで京都三大祭の一つに数えられ、毎年、国内、国外から多くの観光客が訪れ賑う祭です。

今年は、残念ながら、コロナウィルスの影響により、行事の一部の中止が発表され、無観客で葵祭の神事が執り行われることになりました。葵祭は、上賀茂神社と下鴨神社両社の例祭であり、515日(1884年以前は旧暦の4月の酉の日)に行われます。

5674月吉日以降、途中戦乱の影響による長期中断を経て、1694年に再興され、その後も何度かの中断と再興を経て、現在に至っています。

 葵祭では様々な祭儀が執り行われますが、前儀として53日に行われる流鏑馬神事)55日に行われる競馬神事などが知られています。5月15日の祭儀は宮中の儀、路頭の儀、社頭の儀の3儀がありますが、現在では、御所から下鴨神社、上賀茂神社までの道のりを行列する路頭の儀と宮中祭祀を担当する掌典職の掌典が祭文を奏上する社頭の儀が執り行われています。

 今回の展示では、前儀である競馬神事を記している『日次記事』と路頭の儀を取り上げている『都名所図会』を紹介します。

 

 6月1日から事前予約を頂いた学生、教職員に限り図書館の利用を限定的に再開しています。御来館の際、閲覧カウンター前のミニ展観を御覧頂ければ幸いです。

 

写真撮影等は不可です。御注意ください。