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【ミニ展観】九條武子と如月忌
歌人・教育者として知られる九條武子(1887~1928)は、
西本願寺第21代宗主明如上人の次女として生まれました。
兄は、大谷探検隊を派遣した第22代宗主大谷光瑞師です。
歌人・国文学者であった佐々木信綱に師事し、和歌に長け、
『金鈴』、『薫染』、『無憂華』などの歌集を発表しました。
また、仏教主義にもとづいた教育活動を行い、京都女子大学の
前身である京都女子専門学校の設立、関東大震災で被災した
負傷者・孤児の救援活動などに尽力しました。
しかしながら、震災の復興事業の無理がたたり、
昭和3年(1928)2月7日敗血症で逝去されました。
西本願寺では、武子の命日を如月忌と呼んでいます。
今回のミニ展示では、武子の歌集『金鈴』をはじめ、
武子を知る資料として刊行された書簡集などを展示しています。
この機会に、九條武子について知っていただければ、幸いです。
龍谷ミュージアムでは2月19日(日)まで
特集展示「追慕抄 九條武子」を開催しています。
ぜひ、ご覧ください。