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講習会などのイベント

【開催報告】読売新聞東京本社のご協力により、公開講座・講演会を実施しました。

図書館は、読売新聞東京本社のご協力を頂き、下記のとおり公開講座・講演会を実施しました。

 

<公開講座> 20171218日(月)1315分~1445

「読書の楽しみ」

読売新聞東京本社 教育ネットワーク事務局 専門委員 和田浩二氏

<公開講演会>20171218日(月)18時~19

 「アクティブラーニングを推進する図書館」

   読売新聞東京本社 教育ネットワーク事務局 専門委員 和田浩二氏

 

 講師の和田浩二氏は、「活字文化推進会議」の事務局も担当されています。活字文化推進会議は、読売新聞社が出版関係業界と協力して発足させたもので、本や新聞などの活字文化を守り育てるために、様々な事業を展開されています。本学図書館が3年前から参加している「全国大学ビブリオバトル」、また本学図書館が今年度から京都府、滋賀県の各会場を立ち上げた「全国高等学校ビブリオバトル」も、活字文化推進会議のプロジェクトとして行われているものです。

 先ず公開講座「読書の楽しみ」は、経済学部の新豊先生の2回生の演習のクラス生に参加頂き、図書館としては初めての公開ゼミの開催となりました。和田さんは、読売新聞社での自身の記者歴とともに、活字文化推進会議担当となって以降の様々な活動についても詳細に紹介していただきました。特に、著名な作家や芸能人を講師に招いた読書教養講座や活字文化公開講座の実現に関連した苦労話の逸話には、参加した学生も高い関心を持ったように思われました。和田さんからは、それぞれの学生に対して、読書歴などの質問もなされ、まさに双方向のやりとりがなされました。講座の後には、和田さんから「読書の達人と言える学生さんもおられましたよ」との感想も頂戴し、本学学生の読書力の向上に期待が持てる機会となりました。

 続いての公開講演会「アクティブラーニングを推進する図書館」では、アクティブラーニングと大学図書館との関わりについて、他大学の具体的な事例(立教大学、城西大学など)も交えた紹介が行われました。アクティブラーニングは中教審の学士力答申以降に広く認識されたものですが、それは大学教育の改善を伴うものであるとともに、大学図書館のあり方にも大きな変化を要求するものでした。具体的には、ラーニングコモンズの設置に代表されるように図書館における学習空間のあり方が再認識されました。本学図書館でも、各館にラーニングコモンズが設置されたことは、そのような脈略によるものです。和田氏も、今後は整備されたラーニングコモンズを活用した学習支援サービスを図書館が積極的に行っていくことを強調されていました。また和田氏は、今後の大学入試改革では、「表現力」「思考力」「判断力」の三要素が重要視されることからしても、ますます読書を通した思考力や想像力の涵養が求められており、大学図書館の存在意義はいよいよ高まるとの指摘をいただきました。「大学図書館よ、もっとアクティブに」との締めくくりの言葉も印象的でした。なお公開講演会には、安藤文学部長や野間経営学部長の大学執行部も参加いただき、大学図書館に課せられた課題の重要性をあらためて共有して頂ける機会ともなりました。

【活字文化推進会議】
http://katsuji.yomiuri.co.jp/





2018年 1・2月展観 「就活応援展」

 新年明けましておめでとうございます。

 2018年も龍谷大学瀬田図書館をどうぞよろしくお願いいたします。


 今回は「就活応援展」を下記の通り実施いたします。就職活動中の方だけでなく、「就職活動はまだまだ先」

という方にもおすすめの資料を展示します。

 12回生の方には“社会人への第一歩”である敬語やマナーに関する本、DVDをご用意しました。敬語・マナ

ーは普段から気をつけていないと、大事な場面でとっさに出てこないことがあります。早いうちからしっかりと学

び、身につけておきましょう。

  また「今後自分はどうなりたいか」とお悩み中の方には、キャリアデザインや起業されている方からのメッセー

ジがつまった本をご紹介します。

  3回生の方には自己分析やエントリーシートの書き方、面接対策等の実践的な資料をご用意いたしました。

また、就活での悩みや不安に寄り添ってくれるような本も展示しています。

 他にも就活にお役立ていただける資料を多数取り揃えております。

 皆さんのご来館を心よりお待ちしています。

 

                                         記

 【企画内容】

   テーマ: 就職活動応援

   日 時: 201816()2018228()

   場 所: 瀬田図書館本館1階 入館ゲート横

 

    2018年1・2月「就活応援展」ポスター.pdf


                  

【瀬田図書館】「ミニ講義」開催報告!

  12月19日(火)に実施の農学部宮崎由子先生によるミニ講義「癒やしの栄養学」
と20日(水)に実施した社会学部李相哲先生のミニ講義「北朝鮮はどこへ向かう
のか」について報告します。

  12月19日(火)開催の「癒やしの栄養学」では、ストレスの原因や自分自身が
どういうときにストレスを感じるか、またストレスを感じたときに自分がどのような
行動をとっているかについてストレスチェックを行いました。
  そして、ストレスコントロールやストレス予防について講演いただくとともに、
ストレスに効く癒やしの食材を紹介いただきました。           
  癒やしの食材の資料は瀬田図書館で開催する「ミニ講義関連図書コーナー」
にて配付しておりますので、皆様是非お越し下さい。

 12月20日(水)開催の「北朝鮮はどこへ向かうのか」では、李相哲先生の
著書、「金正日秘録 なぜ正恩体制は崩壊しないのか」の内容を例に、たくさん
の情報を考察し総合的にまとめることが、情報を読み解く上で必要であると
講演いただきました。また今後北朝鮮情勢がどうなるのかについてもご紹介を
いただきました。
  両日行われたミニ講義はお昼休みの開催ということで、昼食を摂りながら講義
に参加できるよう、智光館地下1階のミーティングルームで開催しました。

  両日の参加者は55名であり、参加者の皆さんは昼食を摂りながらも真剣に
先生の講義に耳を傾けていました。

  瀬田図書館主催のミニ講義は今後も開催予定です。
  ホームページやポータルサイト、立て看板などで告知をしますので、
  皆さん是非ご参加ください !!


     
    12月19日 癒やしの栄養学      12月20日 北朝鮮はどこへ向かうのか

      〈ミニ講義〉HP掲載 .pdf

【開催報告】「本を語る夕べ」(第6回:川添先生)

開催報告『本を語る夕べ』(2017年最終回)
 大宮図書館では、12月21日(木)17時から18時半まで「本を語る夕べ」を開催しました。
 「本を語る夕べ」は、当2017年からの図書館新企画で深草、大宮、瀬田の各館で開催(大宮、瀬田は1回開催)しています。今回は6回目の開催で、当年の最終回となりました。

 今回のスピーカ―は、文学部真宗学科の川添泰信先生でした。
 御紹介頂いた本は、
 『こころの手足』 
 中村久子(著)、春秋社、1999年 です。

当日の参加者は、川添先生の他に10名でした。
川添先生からは、
・幼少期に御母堂様から読み聞かせを受けたことが、読書の原初体験であること
・本を読んで涙を流したことがありますかという問いかけがなされました (挙手された方は約3名)
・川添先生は、中村久子氏に子どもの頃、故郷で会われた記憶があり、    
 社会人になりたての頃、中村久子氏のこの本を読んで涙を流されたこと

 を語られました。

・他にも様々な本を読んだが、読むのを挫折した本もあった経験があるこ 
 ともお話しになられました。

  その上で、今回の本について紹介されました。
・中村久子氏は重い障がいがある中、自分でできることを自分でおこなわれ
 たこと
・中村久子氏は直接会ったヘレンケラーに自分でつくった人形をプレゼント 
 し、『私より不幸な人、そして偉大な人』とメッセージを受けたことなど
をお 
 話し頂きました。参加者一堂は静かに聴き入っておりました。
   

 当年の「本を語る夕べ」はひとまず終了しましたが、今後こうした企画がなされた場合など、利用者の皆さんもよろしければ御参加頂き、新たな「本との出会い 人との出会い」を見つけて頂ければと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


【開催報告】「本を語る夕べ」(第5回:石田先生)


図書館では、127日(木)に「本を語る夕べ」を開催しました。

「本を語る夕べ」は、図書館の新しい企画で今回が5回目の開催となりました。

 

今回のスピーカ―は政策学部の石田徹先生でした。取り上げられた本は、
『共生保障:「支え合い」の戦略』(宮本太郎 著、岩波新書、
2017年)でした。

 

 

 

同書のあらすじは、本学R-WAVE(蔵書検索)によれば下記のとおりです。

 

困窮と孤立が広がり、日本社会にも分断が走る。人々を共生の場につなぎ、支え合いを支え直す制度構想が必要だ。いかにして雇用の間口を広げ、多様な居住のあり方を作りだせるのか。自治体やNPOの実践を踏まえ、生活保障の新しいビジョンとして「共生保障」を提示する。前著『生活保障 排除しない社会へ』からの新たな展開。

 

 

当日の参加者は、石田先生以外に学生が3名、REC会員1名、教職員が2名でした。

         

当日は先ず石田先生から、研究者になろうとしたきっかけやその後の人生を大きく変えた本の紹介後、課題書について、(1)「共生社会」とは?(2)「共生保障」が必要とされる背景(3)「共生保障」の考えとその制度化(4)政府の社会保障改革とその実現の難しさ(5)「共生保障」の政治をめぐる対抗について紹介がなされました。

       

最後に、石田先生からは、「情報たこつぼ化」に陥らないためには、異なった意見、情報を意識的に探して、耳を傾けること。それゆえに、ときにはじっくり本を読むこととのメッセージをいただきました。

 

その後は、参加者と石田先生の間で質疑応答が行われました。

 

「本を語る夕べ」に参加して、あなたも新たな「本との出会い 人との出会い」を見つけてください。