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戦後80年企画 対談と朗読「戦争記録を伝える」の開催(11月17日)について

戦後80年企画 対談と朗読「戦争記録を伝える」の開催について(参加無料)

龍谷大学では、2011年に『龍谷大学戦没者名簿』を刊行し、併せて展観「戦争と龍谷大学」を開催しました。図書館でも、2016年に高橋三郎氏(京都大学名誉教授)が蒐集されていた戦争・平和関係の蔵書(8,911点)の寄贈を受け、そのう利用可能な図書7,447冊を「戦争・平和文献コレクション」と名付け、教育・研究に活用し、現在もコレクションの整備に努めています。

このように、本学では、これまで戦争・平和の課題について、継続的な取り組みを行ってきましたが、本年はアジア・太平洋戦争終結80年にあたり、「戦争記録を伝える」という企画を行うこととなりました。

本企画では、本学に残されている当時の史料を紐解きながら、戦時下の大学や図書館の日常を明らかにすることにより、あらためて現代平和の課題の認識に貢献したいと思います。

戦後80年企画 対談と朗読「戦争記録を伝える」.pdf

 【日時】
 2025年11月17日(月) 15時15分~16時45分 (開場:14時45分)

【内容】

第一部〔講演、対談〕<講演順>

・新田光子先生(龍谷大学名誉教授、元図書館長) 「龍谷大学戦没者調査について」

・赤松徹眞先生(龍谷大学名誉教授、元学長) 「龍谷大学の戦争の記録について」

※なお、第二部の朗読者の浜名実貴さんも同席されます。

第二部〔朗読〕

・浜名実貴さん(前進座) 「龍谷大学卒業生の戦争記録から」

【対象】
 龍谷大学の学生、教職員、その他どなたでもご参加いただけます。

【場所】
 龍谷大学 深草キャンパス 成就館メインシアター

【配信】
 配信(ZOOMウェビナー)を予定しています。事前の申し込みをいただいた方に視聴の方法をお知らせします。

【お申込】
 事前の申し込みをお願いします。
 事前申し込みがない方も参加いただけますが、満席となった場合は入場をお断りすることがあります。

 申し込みフォーム <対面申し込みが会場の収容人員を超えたため、現在はオンライン参加のみ受け付けています>
 https://forms.gle/4c24nwzAqihiEPtc9

☆11月14日12時までのお申し込み者には、ZOOMウェビナーのアドレスを11月14日中に送信いたします。

☆お申込み多数につき、11月16日で申し込み受付を締め切ります。

☆11月16日までのお申し込み者には、11月17日午前中にZOOMウェビナーのアドレスを送信いたします。

【主催】
 龍谷大学 図書館/宗教部/龍谷エクステンションセンター

【お問合せ】
 龍谷大学 図書館 f-lib@ad.ryukoku.ac.jp

 

<関連企画>

戦後80年企画に関連し、深草図書館展観を次のとおり実施します。

【深草図書館展観】(深草図書館1階 展示コーナー) 

第一期:11月17日(月)~11月28日(金)

「アジア・太平洋戦争下の龍谷大学図書館」

アジア・太平洋戦争下の貴重書疎開、勤労奉仕出張文庫、軍事文庫に関する史料など戦争に関する龍谷大学図書館の記録を展示します。

 

第二期:12月1日(月)〜12月12日(金) 

「戦争・平和文献コレクション(高橋コレクション)展」

著名な戦争・軍隊研究者である高橋三郎氏(京都大学名誉教授)が長年にわたり蒐集され、本学に寄贈されたコレクションから、アジア・太平洋戦争期の資料を中心に展観します。

 

 

 

 

龍谷大学大宮図書館2025年度特別展観 「日本の美・日本の芸能」

このたび龍谷大学大宮図書館では、2025年度特別展観「日本の美・日本の芸能」を開催いたします。

近年、SNSの普及やインバウンドの増加によって、世界から日本の伝統文化に注目が集まっています。

それに呼応するように、国内においても日本文化を見直そうとする気運が高まっています。

本展観では、当館が所蔵する芸能・芸術分野の貴重な資料を公開し、日本文化における美の多様な姿を紹介いたします。

日 時:2025年10月15日(水)~ 23日(木)(休館日10月19日(日))

   10時~17時(最終入場16時30分)

場 所:大宮キャンパス本館1階展観室

*入場無料

 

【瀬田ミニ展観:10/1~11/28】Stop and Smell the Roses

わたしたちは香りを、「嗅覚」という五感の一つを通して、感じることができます。また、嗅覚は、感情や記憶、本能に深く関りがあると考えられています。
特定の香りを嗅いだ時に、その香りに結びついている過去の記憶や感情を呼び起こさせる現象を「プルースト現象」と言います。

香り。それはかすかな香りの記憶や幼い頃の淡くほろ苦い思い出を呼び起こす。おぼろげながらも、たおやかに力強く。
今回の展観では、そんな「香り」にまつわる資料を集めました。
どうぞお手に取ってご覧ください。

展示期間:2025年10月1日(水)~2025年11月28日(金)
展示場所:瀬田図書館本館1階展観A(ゲート横)

主な展示資料
『図説鼻とにおいの文化史 : クレオパトラからナポレオン、レディ・ガガまで』
『かぐわしき植物たちの秘密 : 香りとヒトの科学』
『香水のすべて : イラストで読み解く香りの文化と歴史』
『新しい香水の教科書』
『調香師が語る香料植物の図鑑』
『マンガでわかる香りとフェロモンの疑問50 : ヒトにフェロモンはある? 病気のにおいは嗅ぎ分けられる?』

【瀬田ミニ展観:10/1~11/28】新着本特集~宇宙~

図書館には毎年4万冊ほどの新しい本が入ってきます。今回は2025年5月~2025年7月に入荷した本を紹介します。その中から宇宙に関連のある本を中心に選んでいます。宇宙にはたくさんの謎が隠されています。「宇宙は有限なのか」「生命は存在するのか」…。宇宙について知れば知るほど謎が深まり、もっと知りたくなるのではないでしょうか。皆さんも、秋の夜空を見上げて宇宙に思いを巡らせましょう。

※リブアドとは瀬田図書館ライブラリーアドバイザーの略で図書館で1年業務経験を積んだ学生アシスタントスタッフの事です。ライブラリーアドバイザーは利用者のお困りごとをサポートをする仕事をしたり、新着本やDVD、おすすめ本等のコーナーづくりを担当していたり幅広い業務を行っています。

展示期間:2025年10月1日(水)~2025年11月28日(金)
展示場所:瀬田図書館 本館1階展観E(リブアドカウンター横)

主な展示資料
『やっぱり宇宙はすごい』
『クッキーをつくれば宇宙がわかる』
『すばる望遠鏡宇宙の神秘を探る』
『天文学者が1を知ると、宇宙は10の謎を投げかけてくる : 研究者たちが見ている宇宙の最前線』
『見たこともない宇宙』
『あなたがブラックホールについて知っていることはほぼすべて間違っている : オックスフォードの研究者が教えるブラックホールと宇宙のはなし』

【瀬田ミニ展観:10/1~11/28】食で巡る文化

今回の図書館企画展示「食で巡る文化」では、食にまつわる様々な物語をご紹介します。
時を超えて受け継がれてきた食の伝統から、異文化圏で育まれた食の多様性、そして食にまつわる奥深い物語まで、様々な角度から食の魅力を探求できる書籍を集めました。『沖縄の食文化』や『京都 古民家カフェ』のように、身近な地域の食に改めて目を向けたり、『リンゴの文化誌』のように一つの食材に焦点を当てることで、見慣れた食事が特別なものに感じられるかもしれません。
一冊一冊が語りかける食の背景や、時代とともに変化する食のあり方を知ることで、きっと新たな発見があると思います。ぜひこの機会に、お気に入りの一冊を見つけてみてください。

※リブアドとは瀬田図書館ライブラリーアドバイザーの略で図書館で1年業務経験を積んだ学生アシスタントスタッフの事です。ライブラリーアドバイザーは利用者のお困りごとをサポートをする仕事をしたり、新着本やDVD、おすすめ本等のコーナーづくりを担当していたり幅広い業務を行っています。

展示期間:2025年10月1日(水)~2025年11月28日(金)
展示場所:瀬田図書館 本館1階展観B(角状書架)

主な展示資料
『有職食文化図鑑 : 儀礼・食材・料理・器』
『ご馳走帖 : 古代ギリシア・ローマの食文化』
『イギリス菓子図鑑 : お菓子の由来と作り方 : 伝統からモダンまで、知っておきたい英国菓子104選』
『回転寿司になれる魚図鑑』

【瀬田ミニ展観:10/1~11/28】ジョナサン・スウィフト没後280周年

2025年はジョナサン・スウィフト(1667年11月30日~1745年10月19日)没後280周年にあたります。子供向けの冒険物語として有名な『ガリヴァー旅行記』ですが、架空の渡航記の形式をとりながら、政治、科学、宗教、人間性への痛烈な批判を展開し奇想天外な世界を通じて、当時の社会の矛盾を浮き彫りにし、当時のイギリスの党派争いや宗教対立の風刺が描かれた風刺文学の傑作として後世の作家たちに多大な影響を与えています。また、現代の政治や社会にも通じる普遍的なテーマを持っていて、今もなお愛され続けているのではないでしょうか。スウィフトは笑いの裏に怒りと悲しみを秘めた作家。彼の作品を読むと「人間とは何か」「社会とは何か」を考えさせられます。この機会にスウィフトの作品にふれてみてはいかがでしょうか。

展示期間:2025年10月1日(水)~2025年11月28日(金)
展示場所:瀬田図書館本館1階展観D(新館への通路脇)

主な展示資料
『ガリバー旅行記』
『奴婢訓 : 他一篇』
『ジョナサン・スウィフトと重商主義』
『踏み絵とガリバー : 《鎖国日本をめぐるオランダとイギリス》』
『スウィフト伝 : 「ガリヴァー旅行記」の政治学』
『ブリティッシュ&アイリッシュ・マスターピース』

 

【深草ミニ展観:9/1~10/31】読書で翻訳を楽しもう展






























世の中には、いろいろな言語で書かれた本があり、それらは日本語に訳されたり、日本語の本が外国語に訳されたりもしています。
そこで今回の展示では、小説・戯曲・叙事詩などの翻訳作品を中心に取り上げてみました。
同じ作品でも翻訳者によって表現がどう違うのかを読み比べたり、日本の小説が外国語でどう紹介されているかを見たりすることで、翻訳の面白さをぜひ感じてください。
翻訳という仕事や、翻訳者という職業にも興味を持ってもらえるきっかけになれば嬉しいです。

展示期間:2025年9月1日(月)~2025年10月31日(金)

場  所:深草図書館1階 展観スペース

【主な展示資料】
モンテ=クリスト伯』 アレクサンドル・デュマ [著] ; 前山悠訳 ; 1. -- 光文社, 2025
カラマーゾフの兄弟』 ドストエフスキー著 ; 亀山郁夫訳 ; 1 - 5. -- 光文社, 2006
若草物語』 オルコット著 ; 麻生九美訳. -- 光文社, 2017
走れメロス・東京八景 : 他五篇』 太宰治作 ; 安藤宏編. -- 岩波書店, 2024


【深草ミニ展観:9/9~12/12】まずはこのシリーズ!学びの第一歩展






























大学生活の中で、読書は自分の考えを深めたり、世界を広げたりする大切なきっかけになります。
でも、「何から読めばいいかわからない」「難しそう」と感じている方も多いのではないでしょうか。
今回の展示では、NHKシリーズ「まなびの基本」、ちくまQブックス、岩波ジュニア新書など、読みやすくてわかりやすい内容の本を集めました。
専門知識がなくても楽しめる、知的な入門書の世界。まずは気になる一冊をぜひ手に取ってみてください。

展示期間:2025年9月3日(水)~2025年12月12日(金)

場  所:深草図書館和顔館2階 展示コーナーC(旧受付カウンター前)

【主な展示資料】
お経で読む仏教』 釈徹宗著. -- NHK出版, 2021. -- (教養・文化シリーズ)(NHK出版学びのきほん).
ここちよさの建築』 光嶋裕介著. -- NHK出版, 2023. -- (NHK出版学びのきほん)(教養・文化シリーズ).
星の王子さま : サン=テグジュペリ』 水本弘文著. -- NHK出版, 2013. -- (NHK「100分de名著」ブックス).
AIにはない「思考力」の身につけ方 : ことばの学びはなぜ大切なのか?』 今井むつみ著. -- 筑摩書房, 2024. -- (ちくまQブックス).
パスタでたどるイタリア史』 池上俊一著. -- 岩波書店, 2011. -- (岩波ジュニア新書 ; 699)
はじめての動物地理学 : なぜ北海道にヒグマで、本州はツキノワグマなの? 』 増田隆一著. -- 岩波書店, 2022. -- (岩波ジュニアスタートブックス)

【大宮ミニ展観:2025/9/1~10/24】「色彩で読むこころと文化」展

私たちは、自然界の色や衣服の色など、さまざまな色彩と共に生活し、心を寄せてきました。 何気なく目にした色に心を乱されることもあれば、色に触れることで落ち着きを覚えることもあります。
今回の展示では、色彩の心理的な作用だけでなく、文化的・芸術的な側面も、時代や国境を越えて幅広くご紹介します。
この機会に、私たちが色に惹かれる意味について、多様な視点から探ってみてください。


期間:2025年9月1日~10月24日
場所:大宮図書館 2F 入館ゲート横 展示コーナー

【主な展示資料】
・デザインと色彩の心理学
・こころの地図 : 色調が教えてくれるこころの世界
・色彩とパーソナリティー : 色でさぐるイメージの世界
・色彩の魔力 : 文化史・美学・心理学的アプローチ
・ピンクと青とジェンダー
・赤を見る : 感覚の進化と意識の存在理由
・色彩の博物事典 : 世界の歴史、文化、宗教、アートを色で読み解く

他多数展示しています。

【深草ミニ展観:8/1~9/21】「京都博覧会と西本願寺-日本初の博覧会の開催-」

 大阪・関西万博が現在開催中です。日本ではこれまでも、大阪万博(1970年)や愛・地球博(2005年)などの博覧会が開催されていますが、わが国における博覧会の起源は、1871年の「京都博覧会」と言われています。この京都博覧会は、本学と関係の深い西本願寺で開催されています。

 1871年頃の京都は、明治維新後の奠都(てんと)の影響もあり、大きな打撃を受けましたが、その沈滞ムードを払拭し、京都を活性化するために京都博覧会(会期:10月10日~11月11日)は開催されました。その後、京都博覧会は名称を変えて1928年まで開催され、京都の政治、経済、文化の発展に大きな役割を果たしました。

 また、この時期に西本願寺は、常設の「博覧館」を開設し、真宗宝物展覧会(本願寺集覧会)を開催しています。これらの活動は、現在の龍谷ミュージアムの淵源とも捉えることができ、今日の龍谷大学の社会貢献活動を考える上でも意義深いものといえます。

 日本における博覧会の成立と展開に触れることは、日本の近代化の様々な局面を理解する上でも、重要な示唆を与えてくれると思われます。

 

・展観期間:2025年8月1日(金)~9月21日(日)

・展観場所:深草図書館1階展観コーナー

・展観資料

<京都博覧会関係>

『博覧会品物目録』(1~4)文明閣、1872. 019.9/304-W/1~4

『大典記念京都博覧会報告』(長尾文庫)京都市役所、1916. N-3-C/キヨタ

『京都博覧協会五十年記要』(長尾文庫)京都博覽協会、1920. N-3-B/キヨキ

『東宮殿下御成婚奉祝万国博覧会参加五十年記念博覧会誌』(長尾文庫) 博覧会出版協会、1924. N-3-C/トウク

『京都博覧協会史畧』(長尾文庫)京都博覽協会、1937. N-3-B/オタキ

『桃山の障屏画 : 永徳/等伯/友松』 学習研究社、1978. 093/ニホン-F/17

 

<本願寺集覧会関係>

『本願寺集覧会総目録』本山集覧會掛、1875. 101/30-W

『親鸞聖人御旧跡二十四軰宝物一覧図』中村宇三郎、1876. 023.2/31

『よよのあと』(写字台文庫)本願寺内事局、1898. 024.1/147-W

『大谷家御蔵品写真帖』(写字台文庫)遠藤一作、1913. 0241./409-W

 

<内国勧業博覧会関係>

『第四回内国勧業博覧会場案内』(長尾文庫)第四回内国勧業博覧会事務局記録課、1895. N-3-C/タイタ

『第五回内国勸業博覽會案内』(長尾文庫)大阪朝日新聞社、1903. N-3-C/オオタ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<参考資料>

「博覧会-近代技術の展示場-」国立国会図書館、2010-2011.

「京都の博覧会」(都市史29)京都市・京都市歴史資料館、2003.

「京都・近代化の軌跡 第4回 知識と情報を商売の糧に~京都博覧会の開催」京都経済同友会、2012.

「京都博覧会と西本願寺-日本における博覧会の起源-」『龍谷大学校友会報』88号3頁、2019.