龍谷大学図書館ウェブマガジン

 

2026(令和8)年9月末公開

巻頭言

 

 

 

 超個人的な宝島

  龍谷大学心理学部 教授 赤津 玲子

 

 

 

 

 

 子どもの頃から大の本好きだった私は、親に買ってもらった本を読み過ぎてボロボロにして呆れられていた。当時のお気に入りは、『80日間世界一周』と『チョコレート工場の秘密』である。今では大のファンタジー好きである。本好きは今も変わらず、本を読まないと眠れない、電車での移動時も本を持参していないと落ち着かない。そのため、大阪から京都に帰る新快速で、気づいたら草津とかザラにある。このような大の活字好きを自称しながらも、大人になった現在の私は、本を購入することに対して非常に慎重である。目の前に図書館があるからだ。

 専門的な研究であれ、遊びで行く予定の国について知るためであれ、何かについて調べようと思うと、まず図書館で借りまくる。蔵書になかったら、図々しくリクエストする。マニアックな本も借りるので、私の手によって(たぶん)初めて開かれた本に出会うと、「図書館にいてくれてありがとう」と、嬉しくて仕方ない。毎回10冊以上をまとめ借りして、斜め読みや目次読み、真剣読みを重ねる。その上で、借りた本を傷つけないように付箋をつける。付箋が多くなりすぎると、その本はわたしにとって借物から宝物になる。宝物になった本は改めて書店から購入され、(図書館から借りていた)借物についた付箋は全て、新しく購入した本に引っ越しさせるのだ。だから、わたしの研究室の書籍にはほとんど付箋がついている。

 特に身近な大宮図書館は、わたしの「超個人的な宝島」である。本を検索したり、実際に図書館の中を探索したりすることは、わたしのプライベートな宝探しである。目的の本を探しながら、周りの本の背表紙が気になって仕方がない。ついでに新刊の雑誌の目次もチェックする。また、「この本、前に借りたことあったっけ?」と思って貸出履歴をMy Libraryで検索すると、単に履歴だけではなく、その前後に何を考えていたのか思い出せる。ある種の日記のように、私の当時の気持ち、意思、意図が蘇ってくるからすごいと思う。 

 皆さんにとっての図書館「超個人的な宝島」が、どんな物語を紡いているのかとても興味がある。宝探しが好きな人、宝探しをしてみたい人、ぜひお声掛けください。

TOPICS

図書館Webサイトのリニューアルを行いました

 

 2026年4月に図書館Webサイトのリニューアルを行いました。

 昨年度に実施した図書館利用者アンケートの結果を受け、図書館トップページの中の利用の多いメニューをわかりやすく再配置しました。また、6月には「図書館紹介」や「利用案内」メニューの整理を行っており、定期的に利用統計をとりながら、今後も継続してよりわかりやすいWebサイトとなるよう更新していきます。

 新しい図書館Webサイトを是非ご活用ください。

 

 

新図書館WebサイトTopページ

 

CONTENTS